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なぜ病院から退院してもリハビリを続ける必要があるのか?

 

 

ニューロライフでは、退院後にリハビリを請け負う場所です。しかし、なぜ退院後もリハビリが必要なのでしょうか?

 

今までの経験を含めてお話をしたいと思います。

その中でもなぜ脳卒中はリハビリを続けた方がよいのか?ということを説明したいと思います。

 

脳卒中は、「脳」の血管が、詰まったり破れたりすることで、急に脳の一部の働きが悪くなり、それによって急に身体の働きが悪くなる病気(脳梗塞や脳出血)です。

 

これらの病気のいずれによっても、半身麻痺(まひ)、言葉の障害、意識の障害など、脳卒中に共通する症状が色々起きますが、症状は人によって違うので、治療法や病気の経過も違います。

 

その中でも私は半身麻痺(片麻痺)や動作が不自由になった方を対象としているため、この方々へ説明をしていきます。

 

Drから説明を受けた方もいるかもしれませんが、

脳卒中の回復が最もみられる時期は、発症直後から数週間の間です。また機能的には3ヵ月間は回復が認められ、6ヵ月間は緩やかに回復します。6カ月を超えるとほとんど回復せず、現状維持です。と言われることがあります。

これは半分正解で、半分間違いです。

 

私は6か月を超えても身体の機能は緩やかな改善をすることを見ていました。身体が不自由にも関わらず、一生懸命練習している方とお会いしたことがあります。もちろん重症で、完全回復し元にもどるようになったという方はお会いしたことはありませんが、少しずつ目標をもって、訓練していくと少しずつ改善していきます。

 

そのため、回復の必須の条件としては、回復のモチベーションがあることと継続できる力があることだと思っています。人間なので楽をしたいとは思いますが、アスリートも同じでここを超えられる人は絶対改善します。

 

しかし、どれだけ頑張っても改善しない方もいることは現実です。もう一つ必要なことは、有能なセラピスト(サポーター)が必要だと考えています。どれだけ量をこなすことができたとしても簡単な課題をたくさんやっても意味がないですし~、難しい課題を続けてもなかなかうまくいかないことは想像できるかと思います。つまり訓練の中身を吟味すること、またその取り組み方をきちんと指摘してもらい、適切に修正するということ回復のキーとなります。

 

その人にとって良い課題をたくさん行い、自主トレーニングたくさん行い、課題をアップデートしていく人は、機能が伸びていき、6カ月を超えても回復するといったことだと思っています。

 

そのため、適切な運動量と運動の質があれば、6カ月の壁を越えていけると思っています。

 

ニューロライフは、この6カ月の壁を越えたい人のサポートができればと思い、立ち上げた事業になります。

 

依頼を受けたかたと一緒に歩んでいけたらと思っています。ご依頼をお待ちしています。