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なぜ痛みが長く続くのか?

 

 

私たち人間は、痛みを感じないということはほぼないかと思います。

歳をとってくると、腰が痛い・肩がこる・頭痛がする・膝が痛いといった症状はだれしも経験があるのではないでしょうか?

痛みは人間にとって重要なセンサーであり、危険信号です。そのため、これをほったらかしにしてはいけません。

必ずいっていいほど、何かの組織にはダメージをおっていると思われます。

そんなダメージを追い続けたら、それは痛みは続くだろうし、良くはなかなかならないですよね。

若いときは、痛かったけど安静していたら治ったから、もう少し待ってみたら治るだろうと思うかたもいるかと思います。残念ながら、なおらず何年も痛いままというかたがいることも事実としてあります。

 

今回は、そんな痛みがなぜ長く続くのか?ということを説明したいと思います。

※長く続く痛みの多くは何らかの無理な負荷を繰り返しているということが考えられます。

その繰り返す例を紹介します。

それは、伸長負荷です。

 

①伸長負荷とは?

何らかの組織が引っ張る力が作用することによって生じる内部の力を示します。

これは関節の動きによって、組織が伸ばされることで起こる負荷をいいます。

 

筋肉を強く伸ばした時に生じるものと考えれば、わかりやすいかと思います。

 

ただ生理的な伸長が繰り返されるだけでは、基本的には長く痛みが続くことはありません。

 

キーは、異常な状態の組織に伸長が繰り返されたり、持続的に伸ばされたりといったことが強いられることで痛みを生じます。

 

さらに深堀りすると、

  • 非生理的な伸長負荷

について説明します。

 

これは滑走性の低下との関連で生じる伸長が臨床で最も多いとされています。

 

近年注目されている筋膜性の痛みも滑走性の低下を基点とするものだと思われます。

筋膜層には、皮神経も豊富に張り巡らされています。

しかし、一部筋膜の滑走性が低下すると、その部位を基点に局所的な伸長が生じ、非生理的な痛みを惹起しやすくなります。

 

Fascia - den ekstracellulære matrix

 

このように滑走性低下との関連でく生じる痛みが原因となることがあります。

 

つまり、解決の糸口はどの組織とどの組織の間で滑走性が低下しているのかを見出すことが大切です。

 

その滑走性が向上されれば、局所的に伸長されるところがなくなるため、全体の伸張性も向上すると思われます。

 

痛みで困っている方がいれば、参考して頂けますと幸いです。

 

また自分で解決できなければニューロライフまでご相談ください。