はじめに
退院して家での生活が始まると、
「家の中はなんとか歩けるけれど、外に出るのは怖い」
「近所なら行けそうだけど、転びそうで不安」
と感じる方は少なくありません。
病院では歩けていたのに、家や外に戻ると急に不安が強くなる。
これは珍しいことではなく、脳卒中後の生活ではよくあるお悩みのひとつです。
今回は、なぜ家の中では歩けても外出が不安になりやすいのか、そしてどんなことを確認していくとよいのかを、わかりやすくお話しします。
🚶 こんなお悩みはありませんか?
- 家の中はゆっくり歩けるけれど、外は怖い
- 杖や装具を使っていても、これで合っているのか不安
- 段差や坂道、道路の少しの傾きでふらつく
- 人とすれ違うと焦ってしまう
- 転ぶのが怖くて、外出する回数が減っている
このような不安は、単に「歩く力が足りない」というだけではなく、環境の違いや注意の使い方、体の使い方の偏りなど、いくつかの要素が重なって起こることがあります。
🔍 家の中と外では、求められることが違います
家の中は、ある程度動く範囲が決まっています。
床の状態も比較的一定で、歩く距離も短めです。
一方、外では次のような変化があります。
- 地面の硬さや傾きが変わる
- 段差や坂道がある
- 周囲の人や車、自転車などに注意が必要
- 長い距離を続けて歩くことがある
- 荷物を持つ、方向を変えるなど動作が増える
つまり、外出は「ただ歩く」だけではなく、周りを見ながら、安全に動き続ける力が必要になります。
そのため、家の中ではできていても、外では急に不安が強くなることがあります。
💡 外出が不安なときに見落としやすいこと
外出の不安があると、「脚の力をつけなければ」と思いやすいですが、それだけではないことも多いです。
たとえば、
- 立ち止まるときにバランスを崩しやすい
- 向きを変えるときに足が追いつきにくい
- 焦ると歩幅が乱れやすい
- 装具や杖は使っているけれど、使い方に迷いがある
- 疲れてくると体幹が崩れやすい
このように、外出不安の背景には「歩行」だけでなく、立つ・止まる・向きを変える・周囲に注意を向けるといった要素も関わっています。
🌿 NEURO LIFEではどう考えるか
NEURO LIFEでは、脳卒中後の歩行を考えるときに、
「何メートル歩けるか」だけでなく、生活の中でどこに不安が出るのかを大切にしています。
たとえば、
- 玄関の段差はどうか
- 外に出た直後の一歩目はどうか
- 曲がるときや人を避けるときはどうか
- 杖や装具が今の状態に合っているか
- 歩くことに対して、気持ちの面で怖さが強くなっていないか
こうした点を整理すると、
「ただ歩く練習を増やす」よりも、今の状態に合った見直しがしやすくなります。
🏠 自宅で意識したいこと
外出が不安なときは、いきなり長い距離を歩こうとするよりも、まずは不安が出やすい場面を分けて考えることが大切です。
たとえば、
- 立ち上がって歩き出す場面
- 向きを変える場面
- 少し狭い場所を通る場面
- 段差をまたぐ場面
- 疲れてきた後半の動き
「どこが怖いのか」が見えてくると、対策もしやすくなります。
まとめ
家の中は歩けるのに外出が不安になるのは、決して特別なことではありません。
外では、歩くことに加えて、環境への対応・注意・バランス・方向転換・疲れやすさなど、さまざまな要素が求められます。
もし、
「なんとなく怖い」
「歩けてはいるけれど、自信がない」
「転ぶ前に一度みてほしい」
という思いがある方は、今の状態を整理することが、次の一歩につながるかもしれません。
NEURO LIFEでは、脳卒中後の歩行不安について、現在の状態や生活場面を踏まえてご相談いただけます。
初回体験では、評価・個別リハ・今後の方針提案を行っています。
ご予約・ご相談は公式LINEから承っています。
公式LINE:https://lin.ee/uLtBnHX
※医療行為ではありません。安全に配慮しながら実施し、状態によっては主治医への確認をお願いする場合があります。

